ビタ一文

ずいぶん前になりますが、こんなことを聞きました。

ひとり息子さんと結婚したひとがいます。結婚20年ほどで、子どもはいません。

ひとり息子さんがすべてそうだとは言いませんが、わりとジコチューな方だそうで。自分の好きなものに惜しげなくお金を使う。ちょっと気に入らないことを言われるとキレる。子どものように駄々っ子。

数えるほどしか行かないけれど、実家にご機嫌伺いに行っても、必ず大喧嘩になる。親子関係はかなり悪そう。

ご両親は高齢、どちらも持病を抱えているけれど、介護が必要とまではいかない。ご両親と夫の間で、そのひとは「なるべく余計なコトを言わない」ようにしてきたんだそうです。

「年がいって気弱になったのか、家を売ってホームに入るか、それとも同居してもらうかとか言ってきたんだけど・・・」

「同居なんてできるわけない。あんなところに4人も住めるか!」

「ただあそこの土地はけっこう高値なんだ」

「家と土地を売るなんて冗談じゃないよ」

「ひとり息子の自分が当然もらえるものじゃないか」

ある日、こんなことを言う夫に、「このひと、なに言ってるの?」と言いたい気持ちをぐっと抑えたそのひと。

同居と介護はイヤだけど、お金は欲しいわけですね。夫さんの頭のあたりには、きっと○○○○千万のお札がキラキラと舞っていたのでしょう。

ビタ一文残さない。海外旅行の際、帰国前に残りの小銭すべて使い切るようにすべきですよね。(ちょっと変な例えか?)

賢くもそのひと、なんにも言わなかったそうです。「しばらく放っておこう」

その後、どういうことになったかは不明ですが・・・

なんて話を思い出したら、こんな記事に遭遇。貼っておきましょう。

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